「昇進したのに、ボーナスが増えたのに、なぜかお金が貯まらない…」
意識していなければ、人はお金があればあるだけ使ってしまう生き物なのかもしれません。
実はそれ、「あなたの意思が弱い」のではなく、ある法則に縛られているせいかもしれません。
今回解説するのは、お金の管理に役立つ「パーキンソンの法則」についてです。

パーキンソンの第二法則「支出の法則」とは?
パーキンソンの法則にはいくつか種類がありますが、お金の話で特に重要なのが第二法則です。
これは「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」という法則です。
つまり、手取りが増えたらその分だけ使ってしまい、結局貯金できない状態になってしまう、ということを示しています。
例えば、給料が5万円上がったとします。
「これからは毎月3万円貯金しよう!」
と決意しても、いつの間にか家賃の高い部屋に引っ越したり、趣味にお金をかけたりして、結局5万円分まるまる使ってしまう…なんてことはよくある話です。
この法則は、私たちの心理的な傾向をうまく捉えているんです。

なぜ収入が増えると支出も増えるのか
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
収入が増えると、私たちの「心のブレーキ」がゆるんでしまうからです。
1. 生活レベルの向上
「せっかく給料が上がったから、ちょっと贅沢してもいいかな」
と、より良いもの、より便利なものにお金を使いがちになります。
無意識のうちに、外食の頻度が増えたり、新しい服を買ったりしてしまいます。
2. 安心感と油断
お金に少し余裕ができると「まだ大丈夫」という安心感が生まれます。
その結果、細かな支出に対する意識が薄れてしまうのです。

あなたの「支出の法則」チェックリスト
もしかして、あなたも「支出の法則」にはまっているかもしれません。
以下の項目にいくつ当てはまるか、チェックしてみましょう。
•✅昇進やボーナスで収入が増えたけれど、貯金額はあまり変わっていない。
• ✅毎月、給料日前に「あと少しなのに…」と焦ることがある。
• ✅「自分へのご褒美」という名目で、大きな買い物をすることが多い。
• ✅特に必要ではないけれど、「セールだから」という理由で物を買ってしまう。
• ✅毎月のクレジットカードの請求額に驚くことがある。
もしチェックが複数ついたなら、あなたはまさに「支出の法則」の渦中にいる可能性があります。
しかし、安心してください。
この法則は、意識して対策すれば克服できます。

「支出の法則」を逆手にとる!今日からできるお金の対策3選
では、どうすればこの法則を味方につけ、お金を貯めることができるのでしょうか?
今すぐにできる簡単な対策を3つご紹介します。
1. 収入を「先取り貯蓄」でなかったことにする
これが最も効果的な方法です。給料が入ったら、使う前に貯蓄分を別の口座に移してしまうのです。
そうすれば、残ったお金だけでやりくりする習慣が身につきます。
自動積立定期預金や財形貯蓄を利用すると、毎月決まった日に自動で貯金できるので、意志の力に頼る必要がありません。
手取りが増えたら、その一部をこの「自動貯金」の金額に上乗せしましょう。
これを続けることで、自然とお金が貯まる仕組みを作ることができます。
2. 支出を「見える化」して無駄をなくす
何にどれだけ使っているかを把握しなければ、対策のしようがありません。
家計簿アプリやノートを使って、毎日の支出を記録してみましょう。
支払いをキャッシュレスに集約すれば、アプリが自動で支出を記録してくれるので、手間もかかりません。
自分が何に無駄遣いしているのかが明確になり、節約ポイントが見つかります。
3. 「消費」「浪費」「投資」で使い方を意識する
全ての支出を同じように考えるのではなく、3つのカテゴリーに分けてみましょう。
• 消費
生活に必要なもの(食費、家賃、光熱費など)
• 浪費無駄なもの、満足度が低いもの(なんとなく買ってしまった服、衝動買いなど)
• 投資
将来の自分を豊かにするもの(自己啓発のための本、健康のためのジム代など)
このうち、特に「浪費」を減らすことを意識してみてください。
そうすることで、お金の使い方が変わり、心も満たされるようになります。

「心のブレーキ」習慣
パーキンソンの法則に立ち向かうには、日々の小さな習慣が大切です。
1. 欲しいものは「本当に必要か?」を自問自答する
大きな買い物の前に、一度立ち止まって考えてみましょう。
• 3日後も本当に欲しいか?
• 今持っているもので代用できないか?
このように自分に問いかけるだけで、衝動買いを大幅に減らせます。
2. 予算を決めてから買い物に行く
買い物に行く前に「食費は5,000円まで」と決めておくだけで、無駄なものを買うのを防げます。
予算内でおさめるゲーム感覚で、買い物が楽しくなりますよ。
3.お小遣いを設ける
詰めすぎず、毎月自由に使えるお金はいくらか用意します。
お金がない感覚に陥るとストレスで逆に浪費をしてしまうこともあるため、ある程度 余裕を持っておくことで浪費を避けることもできるかもしれません。
例えばですが、毎月1万円 自由に使っていいお金を増やします。
お小遣いとして使い、余ったら月に投資や貯金に回しても大丈夫です。
まとめ
法則を知ればお金は貯まる
パーキンソンの第二法則は、決してあなたを責めるものではありません。
むしろ、お金が貯まらない原因を客観的に示してくれる羅針盤です。
この法則を理解し「先取り貯蓄」「支出の見える化」といった具体的な対策を実践するだけで、お金の流れは大きく変わります。
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